中高生のインターネット利用を真剣に考えてみる の巻。
2012年5月15日 趣味中高生のインターネットでの出会い問題について。
保護者の目線でいえば、やはり心配であろうなあと思う。目の届かないところで、顔も名前も知らない人間が子どもと交流を持っている。悪意や下心を持って接近してくる者もいれば、悪意はないにせよ、子どもにはおよそ見聞きさせたくないような情報をもたらす者もある。
100%が害であるとは決して言わないけれども、リスクは計り知れないぐらい大きい。そういうものを遠ざけるための手段としては、やはりフィルタリングソフトとかそういったことになるのだろうけども。
ただ、このソフトの導入というのは、かなり慎重にやったほうがいいと思います。初期のルール確認というか、子に対して親はどういう制限をかけ、どういう管理者権限を有しているかを必ずはっきりさせておくこと。管理者権限というのは別に親の権威とかそういうことではなくて、設定者としてどういった情報を監視できるのかを周知しておく。閲覧履歴を全て見れる状況なのか、リストにかかった件数だけが見れる状況なのか、とか。子どもにだって尊厳はあるので、子には内緒で、何をしているのかこっそり見ているのはおとり捜査のようでよろしくないと思います。
難しいのは、これまで導入してこなかったところに、新しく制限をかけるパターン。問題なんて生じないとタカをくくって自由に使わせておいて、少し不穏なものを感じたから、こりゃなんとか手を打たねばというやつ。
フィルタリングをかけること自体は別に技術的には難しくはないけども、親子間の人間関係ははたして、と思います。
既にウェブ上で、少なくとも子にとっては好ましい人間関係ができつつあり、そこを強制的に断ち切るなり制限するなりするわけなので、親への反発であったり不信であったりというのは多かれ少なかれ避けられない。
特に、オンライン上でのつきあい、チャットなんかに夢中になる子どもの場合、オフラインでの人間関係が充実していことが多いように思います。家庭や学校で孤独感を感じていたり、自分は理解されていないと比較的強く感じている傾向がある。そういう子どもにとって、オンラインでの人間関係は、自分を理解し、大切に思ってくれ、オフラインにはない立場からメッセージをくれる、かけがえのない素敵な居場所となっている可能性がある。ある意味、親や級友よりもよっぽどか分かりあえる人々と感じていることだってある。
もちろん、「だからインターネットって素晴らしいですね」と言いたいわけではありません。
もし将来、わが子がインターネットにアクセスし、親の目の届かないところでコミュニケーションをとるのを少しでも恐れるのであれば、どうか何事もない今のうちに、何らかのルールなりフィルターなりを設けられることを切に願います。
そして、今現在、わが子がそういった問題に直面しているという方には、どうかできるだけ慎重にステップを進めていただきたい。「親なんだから、強硬策がとれなくてどうする」という意見ももちろん大切とは思いますが、家庭のありかたって本当にそれぞれだと思うので。
その方針でずっとやってきた家庭であれば、子も納得するでしょう。だけれども、これまでそんなことを言われずにきた家庭であれば、おそらく親の無理解であったり横暴さに、子はますます孤立感を深めるものと思います。
どうか、親にとっては見過ごせないその交流が、子にとってはようやく手に入れた居心地の良い場所となっている可能性も踏まえながら、軸をしっかり決めて、ぶれることなく事が進むことを願います。子がそういう場所にしか心を許せなかったのはなぜなのか、子がこのような事態になるまで孤立感を深めるに至ったのはなぜなのか、そういったことと向き合うことも重要と思います。
とても長くなりました、最後まで読んでくださった方なんているのかどうかは分かりませんが。
私自身、既に成人し、親元も離れ、今更フィルタリングも何もあったものではないんですが。
いつ、とはあえて言いませんが、オンラインでのある出会いには非常に救われた。中には、今思えば腹が立つようなことも多々ありましたが、多くのことを学んだし、自分にとっては必要であったと感じています。
今ではもう連絡をとることもありませんが、本当に感謝していると、当時出会った人たちに伝えられたらとは思います。
保護者の目線でいえば、やはり心配であろうなあと思う。目の届かないところで、顔も名前も知らない人間が子どもと交流を持っている。悪意や下心を持って接近してくる者もいれば、悪意はないにせよ、子どもにはおよそ見聞きさせたくないような情報をもたらす者もある。
100%が害であるとは決して言わないけれども、リスクは計り知れないぐらい大きい。そういうものを遠ざけるための手段としては、やはりフィルタリングソフトとかそういったことになるのだろうけども。
ただ、このソフトの導入というのは、かなり慎重にやったほうがいいと思います。初期のルール確認というか、子に対して親はどういう制限をかけ、どういう管理者権限を有しているかを必ずはっきりさせておくこと。管理者権限というのは別に親の権威とかそういうことではなくて、設定者としてどういった情報を監視できるのかを周知しておく。閲覧履歴を全て見れる状況なのか、リストにかかった件数だけが見れる状況なのか、とか。子どもにだって尊厳はあるので、子には内緒で、何をしているのかこっそり見ているのはおとり捜査のようでよろしくないと思います。
難しいのは、これまで導入してこなかったところに、新しく制限をかけるパターン。問題なんて生じないとタカをくくって自由に使わせておいて、少し不穏なものを感じたから、こりゃなんとか手を打たねばというやつ。
フィルタリングをかけること自体は別に技術的には難しくはないけども、親子間の人間関係ははたして、と思います。
既にウェブ上で、少なくとも子にとっては好ましい人間関係ができつつあり、そこを強制的に断ち切るなり制限するなりするわけなので、親への反発であったり不信であったりというのは多かれ少なかれ避けられない。
特に、オンライン上でのつきあい、チャットなんかに夢中になる子どもの場合、オフラインでの人間関係が充実していことが多いように思います。家庭や学校で孤独感を感じていたり、自分は理解されていないと比較的強く感じている傾向がある。そういう子どもにとって、オンラインでの人間関係は、自分を理解し、大切に思ってくれ、オフラインにはない立場からメッセージをくれる、かけがえのない素敵な居場所となっている可能性がある。ある意味、親や級友よりもよっぽどか分かりあえる人々と感じていることだってある。
もちろん、「だからインターネットって素晴らしいですね」と言いたいわけではありません。
もし将来、わが子がインターネットにアクセスし、親の目の届かないところでコミュニケーションをとるのを少しでも恐れるのであれば、どうか何事もない今のうちに、何らかのルールなりフィルターなりを設けられることを切に願います。
そして、今現在、わが子がそういった問題に直面しているという方には、どうかできるだけ慎重にステップを進めていただきたい。「親なんだから、強硬策がとれなくてどうする」という意見ももちろん大切とは思いますが、家庭のありかたって本当にそれぞれだと思うので。
その方針でずっとやってきた家庭であれば、子も納得するでしょう。だけれども、これまでそんなことを言われずにきた家庭であれば、おそらく親の無理解であったり横暴さに、子はますます孤立感を深めるものと思います。
どうか、親にとっては見過ごせないその交流が、子にとってはようやく手に入れた居心地の良い場所となっている可能性も踏まえながら、軸をしっかり決めて、ぶれることなく事が進むことを願います。子がそういう場所にしか心を許せなかったのはなぜなのか、子がこのような事態になるまで孤立感を深めるに至ったのはなぜなのか、そういったことと向き合うことも重要と思います。
とても長くなりました、最後まで読んでくださった方なんているのかどうかは分かりませんが。
私自身、既に成人し、親元も離れ、今更フィルタリングも何もあったものではないんですが。
いつ、とはあえて言いませんが、オンラインでのある出会いには非常に救われた。中には、今思えば腹が立つようなことも多々ありましたが、多くのことを学んだし、自分にとっては必要であったと感じています。
今ではもう連絡をとることもありませんが、本当に感謝していると、当時出会った人たちに伝えられたらとは思います。
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