物語の説得力

2012年6月12日 趣味
「やればできる」とか「信じていれば」とか「いつかきっと」とか、そういう希望を持たせる言葉が世の中には溢れすぎている。それだけ、そんな言葉にすがりたい人ばかりということなんだろうけど。

歌詞にしたって、そういう言葉がたくさんで、飽和しきっているような感じが否めない。

そんな中で強いなと思うのは、重ね合わせを上手く使っている作品。自分、あるいは著名な第3者に歌詞を重ね合わせる。ドラマなんかは顕著。

「だいじょうぶ」と一言言われても、まあ誰にでも言えるし結構無責任な言葉だと思うんだけど、ドラマの主人公とそれをめぐる物語を見てきた視聴者からすると、なんだかすごくいい曲ということにになる。プロモーションビデオなんかもしかり。

マルチメディアの融合力は絶大だなと。


反面、過程やパフォーマンス、著作者を一切鑑みない、純然たる作品の部分に興味がわく。作家の名前であるとか、その社会的権威であるとか、背景についているスポンサーであるとか、そういうことを一切排除して、ただただシンプルに、いいものを見たい。

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