名前だけはそれこそ、中学生の頃から知っていたライブハウス。後ろにひっそり席をとって、ちびちびと喉を潤しながら。気づけば、こういうところにも平然と来るような大人になったんだなと、感慨を持ってみたいけども、あんまり心も動かずに。

目当てのミュージシャンがついに目の前に。最近、気に入っていたわりにはあんまり大きな感情の起伏もなく。長年の思い入れは、確かにないけども、それなりに良い歌と思っていたんだけどな。

簡単にいろいろなものが手に入りすぎたんだろうか。

まだ彼らに心を預けられずにいる。もう、そんな年でもないんだろうか。まだ、新しいミュージシャンに傾倒できるのだろうか。


心が平穏であるのは幸せなことだ。将来の不安につぶれそうな学生時代を思うと、強くそう確信する。だけども。

平穏を保とうと、感情をコントロールするのも上手くなりすぎて、何かをどこかに置いてきた気がしなくもない。

彼らの人となりや苦労、覚悟を、まだ私は知らない。それに触れたら、少しは、というものだろうか。

あるいは、地元のライブハウスの現実感では、日常から離れられないのかもね。

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